喉を開ける



「口を開ける」のとは違います。
のどを上下に開くんです。
詳しく言うと喉仏を下げて軟口蓋を持ち上げることです。(軟口蓋とは口の上奥にある柔らかい部分)
その時に、舌が奥に入ったり、喉や舌の付け根に余分な力がかかってはダメ。

こう書くとちょっと難しいですよね。
その状態を簡単にやってみましょう。

まず、上を向いて天井を見てください。
その状態で口を開けましょう。
口を開けたまま、ゆっくり顎を下ろし、正面を向きます。
その状態で、口から息を吸い込んでみましょう。
喉の奥に風が直撃しませんか?
これが、上で書いた「喉が開いている」状態。
もう一度同じ動作をして、正面を向いたときに「アー」って言ってみて下さい。
普段の声と違っているはずです。そう、あくびの時の声に似てませんか?

「喉を開ける」とは、「あくびの時の喉の状態を作る」ことなんです。
簡単でしょ。。。

これを上を向かなくても、歌い始めの息を吸う時にできるようになればいいんです。
歌の練習の時だけでなく、歩いてるときや電車に乗ってるときに意識してやってれば、1ヶ月もあればできるようになります。