発声法の注意 その1




いろいろありますが、一番大事なことを書きます。

それは「発声法は手段であって目的ではない」ということです。

発声に気をとられるあまり、何の感情もなく歌ってしまうことが多々あります。
発声法とは本来、作曲者や歌い手の意図を表現するための媒体(声)のクオリティーを上げるためのものです。それにより表現力が上がり、聞き手にメッセージや情景が伝わるんですよね。
ただし、歌い手が何も伝えようとしていない場合、または、何も考えてない場合、何か伝わるでしょうか。
せいぜい「いい声だね」「いい歌詞だね」です。

まぁ、最初のうちは、いろんなことを意識しながら歌わなければならないでしょうが、「歌は心」ということを忘れないようにしましょう。